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2015年3月

2015年3月12日 (木)

80年代マイコンナイト2

80年代マイコンナイト2
先日、このようなイベントが有ることを教えてもらい、お台場は青海まで行ってきました。
新橋からゆりかもめで20分強。
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会場の東京カルチャーカルチャーはniftyがコラボしているカフェで、ときどきこのようなトークイベントや
ライブをしながらお酒、お食事を楽しむという趣向の店です。
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今回言ってみたかったのはT&Eソフトの内藤さんがゲストで出てくること。
T&Eの内藤さんといえばあの「ハイドライド」シリーズや「ディーヴァ」のプログラマーとして
われわれ80年代マイコン野郎にとっては
ある意味神のような人です。
その内藤さんがゲストで当時のファミコンやMSX、PC-8801の裏話を話してくれるというので
いやが上にもテンションが上がる上がるw
18:00に入場開始。席は自由なので好きな場所で陣取って、
店員さんに飲み物と食事をちゅうもんする。
(この店はワンドリンク制なので必ず一杯は頼む必要がある)
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幸い、酒以外でも頼めるので安心。
ライブの前に飲み物、酒、食事ではらこしらえしておく。ライブの舞台には
懐かしいマシンが稼動状態でディスプレイされており、
PC-8001mk2、X-1C、MSX(カシオだ!)、FM-77AV、PC-8801MK2FRと
レトロ8ビットの黄金時代マシン揃い踏みだ。
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19:00についにライブ開始。
最初は、MCの佐々木潤氏によるスライドを用いたトークショー。
ちなみに佐々木氏は80年代のパソコンやゲームにまつわる著作を出しており、
当日はその販売も行ってました。
スライドの中身は、I/Oやベーマガ、OH!PCの紙面を飾った 広告。
アイドルブーム華やかな80年代らしいアイドル+パソコンな広告の数々、
とくに、YAMAHAのMSXの広告センスの良さを褒めていました。
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多分、ご本人も知っていたと思うけど、
YAMAHAのMSXはアマチュアバンドをやっている人にシンセとして人気があったんですよね。
MIDI標準装備したCX-7とかありましたしね。
そのためYAMAHAとしてはMSXも楽器として売ってたという側面があります。
だから広告もバンドやる人向けにおしゃれやシックさを前面に押し出していたということでして。
さらには当時は普通のゲームと同じスペースに堂々と乗っていたアダルトソフトの広告。
(当時はゲームの倫理規定がまだ無い頃なので18禁とかの縛りがなかった。成人向け、とは書いてたけどね。)
PSKが「パソコンショップ高知」の略だったとはすっかり忘れていたよ。あと、チャンピオンソフトが後のアリスソフトとか。
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そして、通販の広告に見る、パソコンの価格の変遷、
出た当時セットで100万オーバーしてた初代8801が5年で2万円くらいにまで落ちている実態とか
とくにフロッピー40万円に驚愕する客席。8801mk2で内蔵型が出るまでは確かに高かったですけどね。
フロッピーディスクドライブって。いまのLTOテープみたいな業務用って扱いだったように思います。
#ちなみに今でもLTO6のデッキは50万円下りません。
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1時間ばっかしトークを楽しんだ後、しばし休憩を挟んで
ついに内藤さん登壇。
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名作、ハイドライドの裏話が驚きの連続でした。
曰く、
ハイドライドはブラックオニキス+ドルアーガというコンセプトで作った。
ほとんど勢いで作ったので企画書みたいなのは一切ない!企画書作ったのはハイドライド3から。
ハイドライドは初月8万本、全機種では100万本は売れた。ファミコン版は単体で100万本売れて驚いたとか。
ベーマガに書いたハイドライド2のフローチャートも後付で作ったもので、
メインプログラム書いた時には資料なんか作ってないと。
しかも、フラグで何でもかんでも判断させているひどいプログラムなので参考にしてはいけないとまで!w
ちなみにハイドライドのあのカッコイイロゴ考えたデザイナーは当時T&Eに入ったばかりの新人CGデザイナーで、
あのスーパーレイドックのMSX1と思えない美麗なCGを作った人だそうです。
最近ではローカル番組で名古屋城の美麗なCGを作り上げていたとのこと。
心に残ったのは、「とにかく作品をつくってしまいましょう」
カタチにならないと改良も批評も出来やしない。これはそのとおりだと思った。
勢いでも何でもつくったからハイドライドが有るんだし。
さらには
C#は楽してしまうから(人間が)だめになるので、C++をやってからC#を習得しましょうというありがたいお言葉もw
BASICについてはかなり手厳しいことも言っておられました。
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あと、お金にまつわる生臭い話(昔はゲームが1000本売れたらボーナスがでるという制度があったが
ハイドライドがいきなり8万本売れたせいでいきなり廃止になったwなど)、
雑誌のインタビューであった開発が佳境に入ると詰める「ハマチ部屋」の謎など
ハマるからハマチ部屋(魚とは関係ない)、何日も泊まりこんで住民票移す奴もいた(これは冗談だと思うけど)など
虚実入り混じった面白い話がポンポン出てきて笑ったり驚いたり感心したりと。
実に濃密で面白い時間を楽しませてもらいました。
最後に現在内藤さんはM2に所属しておりまして、同じ8ビット時代からのプログラマー、
松島徹さん(あのタイニーゼビウスの人です!)製作のゲームpsvita「特攻空母ベルーガよろしく!」
とちゃっかり宣伝もしていってました
当日の雰囲気はtwitterで熱気の何分の一かでも感じてもらえれば。

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